幼い子供の転落事故をよく耳にします。
かわいそう。防げないの??と思う方も多いはずです。
実際に2歳の息子をもつ親として、なぜこのような事故が起こってしまうのか、2歳児の特徴を踏まえて考えてみました。
(※あくまでも、成長過程は子どもによってそれぞれですので、一概に全ての子どもがということではありません)
子供の転倒事故はなぜ起きる?2歳児の特徴から推察
2歳児の特徴
・何でもできるようになる時期
・好奇心旺盛
・怖いもの知らず
・大人の予測不可能な行動をする
・親が大好き
2歳は何でもできるようになる時期
ジャンプしたり、走ったり、物を投げたり、ある程度の重さのある物を運んだり、窓やドアを開けたり、ソファーや遊具に登ったり、服が脱げたり、トイレに行けるようになるなど、
2歳児は、運動機能が伸びて、動きが大きくなってくる時期と言われています。
成長過程はその子によってそれぞれですが、2歳児は、自分でできることがたくさん増えてきます。
実際に起きた転落事故でも、転落したであろうベランダに椅子が置かれていたとの報道があります。
憶測にはなってしまいますが、もしかしたら、子供が自分で椅子を移動させ、その上に登ったと考えてもおかしくはありません。
2歳児はとにかく好奇心旺盛
2歳になると、自我の芽生えから、強い自己主張をするようにもなります。
その上、できることが増えてくると、「自分でやってみたい」「これは何だろう」と興味をもち、好奇心旺盛なお子さんも多いのではないのでしょうか。
実際に私の息子も、2歳になるかならないかの時期からたくさんのことに興味をもち、おもちゃでよく遊ぶようにもなりました。
さらに、話せるようになると、「あれ何?」と聞いてくるようにもなりました。
ベランダの下が気になったり、ベランダを登ってみたくなったり興味本位での転落事故もあるのではないでしょうか。
2歳児は怖いもの知らず
物を投げて、ひとに当たると痛いことや、高いところから落ちると痛いことなど、まだまだ怖いことを知らないのも2歳児の特徴ではないでしょうか。
実際に息子も、道路を渡るときに急に立ち止まって道路で遊ぼうとしたことがありました。
そのときは「車にドンしたら痛いから、道路は速く渡ろうね」と注意しましたが、よく考えてみると、車にぶつかると痛いことをまだ想像できないのでしょう。
家の中でも、扉に手を挟むことを想像できないのだろうなと思ったこともありました。
指を少し挟む程度でしたら、経験して学んで成長するのかもしれませんが、
大きな事故やケガは大人が見守って、注意し続けるしかありません。
2歳児はとにかく大人の予測不可能な行動をする
最初に“何でもできるようになる″についてお話ししましたが、今までできなかったこと徐々にできるようになることもあれば、急にできるようになることもあります。
実際に息子は、1歳半頃、急にベランダの鍵を開けられるようになりました。
私がベランダで洗濯物を干していると、部屋の中から鍵をかけられたこともありました。
その時は、何とかジャスチャーが息子に伝わって、大惨事には至りませんでした。
その他にも、数十秒目を離した隙に、ブラインドをした開けにくい窓を開けたり・・・。
まだできないから大丈夫と思っていても、急にできるようになることがあるのです。
成長するのは嬉しいことですが、事故にならないよう、大人が危険を予測することが大事ですよね。
こどもは親が大好き
子どもは、パパやママが大好きです。
子どもと違う部屋に少しだけ移動しただけでも、「ママ~」と言って探しに来ることはありませんか??
離れるのが嫌で泣いちゃうお子さんもいるのではないでしょうか。
実際に息子も、一人で集中しておもちゃで遊んでいるときに、私がトイレに行っただけで、探しに来ることがありました。
一言声をかけていたら違っていたのかもしれませんが、大丈夫だと思っていました。
遊んでいるから、寝ているから、少し離れても大丈夫、と思っていても子どもは親から離れるのを嫌がりますし、離れたことをすぐに察知することもあります。
『政府広報オンライン』の記事でも、子どもは、家に保護者がいないと気付くと不安になって家中を探し回ることが取り上げられています。
親がいないときに、ベランダから外をのぞいたり、窓を開けてみて、どこにいるか探すかもしれません。
実際に起きた転落事故でも両親の外出時に起きているものもあります。決して、子どもだけを家に残して外出しないようにしましょう。
まとめ
今回は、子どもの転落事故について2歳の息子をもつ親として、2歳児の特徴を、実際の経験や感じたことを踏まえて、以下の項目でお話しました。
・何でもできるようになる時期
・好奇心旺盛
・怖いもの知らず
・大人の予測不可能な行動をする
・親が大好き
これらは、2歳児に限らず前後する年齢でも同じようなことが言えるのではないでしょうか。
度々起こる子どもの転落事故。
どうして防げないの?と疑問に思う方もいらっしゃるかと思います。
実際に気を付けていても、数十秒の間で、子どもは予測不可能な行動をすることがあります。
私もヒヤっとしたことが何度かありました。
転落事故に限らず、大人が危険を予測して、一つではなく、いくつもの対策をしておく必要が
あるのではないでしょうか。
また、いつもそばにいる者だけが危険を把握していても、その者から離れた時に事故につながりかねません。
ママやパパ、その他の大人が危ないと気付いたことは、皆で共有することも大事ですよね。
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