ブリって美味しいですよね。
特に寒ブリは脂が乗っていて美味しいイメージがあるかもしれません。
しかし、この寒ブリですが普通のブリとは何が違うのでしょうか?
また寒ブリの栄養についてもよくわからないですよね。
ここではそんな寒ブリについて詳しく解説をしていきます!
寒ブリって何?普通のブリと何が違うの?
寒ブリの名前はよく聞きますよね。
脂がしっかりと乗っており、お寿司でも高級食材のイメージがあるでしょう。
そんな寒ブリですが普通のブリとは何が違うのでしょうか?
実は、水揚げされる時期が違うだけなのです!
寒ブリという種類があるわけではありません。
基本的には普通のブリであり、水揚げされる時期で名前が変わります。
ブリの旬は11月から2月にかけての冬のシーズンです。
この時期のブリは冬を超えるためと産卵シーズンが重なっており、夏に比べて丸々と太っています。
そのため食べても脂が乗っており非常に美味しくなっています。
その脂は霜降り和牛にも匹敵すると言われ、お正月やお歳暮などの贈答品にもよく贈られますね。
寒ブリにも栄誉はある?!
そんな寒ブリですが、美味しいだけでなく栄養も満点です!
寒ブリには以下のような栄養が含まれています。
・DHA,EPA
寒ブリにはDHA,EPAが豊富に含まれています。
これらは青魚に多く含まれている栄養素ですが、寒ブリにももちろん多く含まれています。
DHA,EPAは脂質の種類となっていますが、非常に上質で健康に良い脂質となっています。
血液をサラサラにしてコレステロールを下げるだけでなく、認知症予防にも効果的です。
サバ缶などにもこのDHA,EPAを謳っているものが多いですよね。
・ビタミンB1
寒ブリにはビタミンB1も多く含まれています。
こちらは糖質からエネルギーを生み出すビタミンとなっており、疲労回復効果を期待することができます。
またその他にも脳や神経の機能を保つなどの効果があります。
・ビタミンB2
ビタミンB2は脂質をエネルギーに変えるためのビタミンです。
その他にも粘膜を保護し病気を防ぐほか、子供の成長を促進させるビタミンとなっています。
・ビタミンE
ビタミンEは抗酸化作用が高く細胞の老化を防ぐことができます。
そのためアンチエイジング効果が期待をすることができ、皮膚のシミやたるみ、髪の毛のぱさつきを抑える効果があります。
またその他にも血管を若返らせる効果もあり、体の内側から健康になることができます。
・タウリン
魚介類にはタウリンも多く含まれています。
タウリンは肝機能を高める効果があり、栄養ドリンクの定番の栄養素ですね。
寒ブリにもこのタウリンは含まれており、肝機能を高める他にも、コレステロールを下げるなどの効果を期待することができます。
寒ブリですがこのように美味しいだけでなく栄養も豊富に含まれています。
これらの栄養を効率的に摂取するには、刺身や煮汁などと一緒に食べられる料理がおすすめです。
寒ブリに含まれているビタミンB1やタウリンは水溶性の栄養素であり、水に溶けやすくなっています。
そのため刺身で食べることによって無駄なく摂取をすることができるんですね!
また煮汁と一緒に食べれば水に溶けた栄養を摂取することができます。
なので寒ブリの鍋などもおすすめです。
このように寒ブリは美味しいだけでなく栄養も高い食材です。
寒ブリは出世魚であり、成長に連れて名前が変わりおめでたいとされています。
ぜひお正月に縁起が良い寒ブリを食べてみてはいかがでしょうか?
寒ブリって釣れるの?
寒ブリですがお店に並んでいるのは見たことがあると思います。
ただ寒ブリは釣ることはできるのでしょうか?
釣りをしない人の場合、寒ブリを釣るというのはイメージがつかないかもしれません。
しかし、寒ブリは釣ることができるんです。
寒ブリは冬のシーズンの人気のターゲットであり、釣りで狙うこともできます。
基本的には船に乗って狙う魚であり、ルアーを使って一本釣りをすることができますよ。
時には1メーターオーバーの寒ブリも釣れることもあります。
また寒ブリですが、小魚を食べるために浅瀬まで接岸をしてくることもあります。
なので海岸や堤防からも運が良い場合、寒ブリを釣ることができます。
筆者は釣りが趣味なのですが、10年ほどの釣り歴の中で、1回だけ岸から寒ブリを釣ったことがあります。
それほど大きなサイズの寒ブリでもなかったのですが、それでもやはり手が震えるほど嬉しかったです。
冬の釣りになるのでなかなかきつい面もありますが、もし釣りを趣味にしているのなら寒ブリを狙ってみてくださいね。
まとめ
寒ブリですが種類的には普通のブリと同じになります。
11月から2月にかけてのシーズンは越冬と産卵シーズンが重なり、寒ブリは丸々と太って脂が乗っています。
この時期のブリのことを寒ブリと呼んでいます。
寒ブリは美味しいだけでなく栄養価も高いです。
これらの栄養を無駄なく摂取したい場合、刺身や煮汁ごと食べられる料理がおすすめです。
また実は寒ブリですが釣ることもできます。
ぜひ冬に旬を迎える寒ブリを美味しく食べるようにしてくださいね。
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