春になるとイースターという単語をよく耳にするようになりますね。
私も春先に雑貨屋さんでイースターエッグを見かけたことがあり、なんの飾りなのだろうかと思ったことがあります。
イースターとは、キリスト教の復活祭のことです!
と、いってもいまいちピンときませんよね。
この記事でイースターについて詳しく解説していきますね!
イースターとは?最近よく聞くけど何の日なの?!
イースターとは、イエスキリストの復活祭です。
キリストは弟子の裏切りにより、反逆者として十字架にかけられ亡くなりました。
しかし、3日後の日曜日、キリストのお墓に行ったマリアがお墓が空っぽであることを発見し、キリストは復活したといわれています。
この復活の奇跡をお祝いするため、イースターができたそうです。
つまり復活祭はキリスト教において、クリスマスと同じくらい大切な行事なのです。
イースターはいつやるものなの?
基本的には春分の後の、最初の満月の次の日曜日と決まっています。
なので毎年、日にちが決まっているわけではないのですが、日曜日であることはお決まりです。
古代から現在までイースターの日にちをいつにするか論争が行われているそうです。
どうして日にちがはっきり決まらないかというと、キリスト教では西方と東方で教会がわかれており、それぞれで使っている暦が違います。
暦が違うので日にちも異なっていて、どちらの日にちを採用するかが決まっていないということのようです。
キリスト教を信仰する人が多いイギリスやドイツなどの北欧では、イースター休暇があり、3日〜1週間程度お休みになります。
毎年の日にちが決まっていないため、日本ではあまり習慣にならない行事なのかもしれませんね。
イースターって何をするの?
キリスト教において、イースターで行う儀式としては、イースターを前に、40日間の断食が行われ、その後イースターの前夜から当日にかけて礼拝が行われます。
最近は宗派によって異なりますが、イースター当日まで卵や肉などを禁止しているところもあります。
イースター当日は禁止されていた食べ物が解禁され、クリスマス同様家族で食事を楽しむんだり、教会へ行ってお祈りすることが増えているようです。
食事の内容に決まりはないですが、イースターのモチーフである卵料理を食べる家庭が多いようです。
前日まで禁止されているので、余計に卵料理を食べたりするのかもしれないですね。
さらにイースターならではの遊びがあります。
有名なものはエッグハントという卵探しをするゲームです。
エッグハントは、室内や外に隠されたイースターエッグを探すという遊びで、見つけてきたエッグの数によって商品がもらえたり、エッグの中にお菓子が入っていたりします。
卵をペイントして、イースターエッグを作ってみるのもいいかもしれませんね。
作り方は、卵の殻に小さな穴を開けて、そこから中の卵を出します。
卵の中身が全て出たら、サインペンや絵の具でペイントしていきます。
細かい作業なので、小さなお子さんがいるお家だと注意が必要かもしれません。
イースターってどういう意味?
復活祭のことをイースターと呼んでいるのはなぜなのでしょうか。
それはEaster(イースター)という英単語が、「Eostre(エオストレ)」という春の女神からきているのではないかと言われています。
エオストレはゲルマン神話に登場する女神で、罠にかかった鳥をウサギに変えたという逸話があります。
また、ウサギたちはエオストレに春の訪れの感謝の気持ちとして、春色の綺麗な卵をエオストレにプレゼントしました。
エオストレは喜び、その卵を春風と共に配ったことがイースターエッグの始まりではないかといわれています。
新たな命をイメージさせる春の女神エオストレと、イエス・キリストが死から復活するという生命のめぐりのイメージが一緒になり、イースターという名前になったとされています。
イースターのモチーフであるウサギと卵は、エオストレの逸話でも出てきます。
ウサギは子どもを沢山産む動物であり、新しい命の象徴であり、卵も生命誕生の象徴であるので、イースターのモチーフにはぴったりですね。
カラフルにペイントされた卵やモコモコのかわいいウサギは春らしさがあり、ポスターや雑貨でも見かけることがあるのではないでしょうか。
まとめ
イースターとは何なのか、いつ、なにをするのかをまとめてきました。
春になると様々な場所でイースターエッグやウサギモチーフの物を目にする機会が増えるかと思います。
そういったものを見ながら街に出かけるのもいいですね。
また、実際に家でイースターエッグを作ってイースターの飾り付けをしてみたり、卵料理を食べてみるのもいいかもしれません。
小さなお子さんがいる場合、エッグハントで遊んでみるのも楽しそうですね。
楽しみ方は様々です。
たくさんイースターを楽しんでくださいね。
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