日本の7・8月は蒸し暑く、夏でもビジネススーツ姿で歩く人たちの姿を目にします。
通勤だけでも満員電車や直射日光など、暑いと感じる要因はたくさん。。。
汗の吸ったカッターシャツが地肌にベタっとひっついて蒸し暑くなったり、靴の中が蒸れたりすることに不快感を抱く方も多いはず。また、ニオイも気になりますよね。
Tシャツみたいなラフな格好で働いても許されるような職場だったら・・・と誰しも考えたことはあるのではないでしょうか。
では、なぜ服装のルールが細かく決められているのでしょうか?
今回は、怒られない格好で快適に出社する方法を紹介していきたいと思います!
そもそもラフな格好が許されないこと、規則がある理由
①会社としての統一感・品格を落とす可能性があるから
例えば、身だしなみには特に厳しいブライダル業界。通勤時の格好にも厳しいですよね。
オフショルダーの服にショートパンツ、サンダルを履いた従業員が出入りしている姿を、お客さん(新郎新婦さんやご親族さん)が見たらどう感じるでしょうか。
自分たちが主役の、たった一度の人生の大イベントを楽しみにしていた人たちからすると、式の品格も下がり残念ですよね。また、統一感も失われるので雰囲気が壊れてしまいます。
そうなると、会社としてお客さんに最高のおもてなしができなくなります。
主役を引き立てなくてはいけない立場なのに、それっておかしいですよね(汗)
②機能性・清潔性が守られないから
自分の自由な格好で出勤できるのはすごく楽で良いのですが、もしかするとその自由な服装のせいで、あなたが大きな怪我をするかもしれません。
例えば、夏だからサンダルOKだったとしましょう。
高い所から物を取ろうとして、誤って足の上に落とした時、そこに責任が発生します。
落とした人の自己責任と言う人もいれば、就業中に起きたトラブルなのに従業員の身を守れなかった会社側の落ち度だと言う人もいます。
また、清潔な格好とは、誰から見ても気分を害さない格好のことです。
自分の好きな格好で、脚を出していたとして、自分では綺麗にしているつもりでも、周りは目のやり場に困ったり、不潔に見えていて不快に感じるかもしれません。また、空調などの室温にも気を使います。
それで、会社側がセクハラや体調不良を訴えられても困りますよね。
③立場をはっきりさせるため
接客業の場合、お客さんから見て店員が誰なのかすぐに分からないと困ります。
そうなると、良い接客とは遠ざかってしまいます。
制服や決められた服装は、誰から見ても「ここの会社の者です」という統一感を出すことができます。
だから、日常から会社の信用もイメージも作ることができるのです。
他にも、企業や職種によって様々な理由はあると思います。
しかし、どこでも共通することは、「目的や用途に合わせた格好をしてもらいたい」ということです。
その反面、「従業員にはなるべく快適さや自由も与えたい」という思いもあるのです。
そんなみんなの思いを集めてまとめたものが「就業規則」です。
共同空間にいる人たちそれぞれの気持ちを守るために出来ています。
規則の中でも、より少しでも快適にする方法
①夏素材の服を着る
空調がきいていたり、シーズンごとのスーツを買うほど気にかけていなかったりで、
オールシーズンのシャツやスーツを着ている方を見かけます。
しかし、素材を変えるだけで、快適になるだけではなく、服に気を遣っていることや清潔さを感じられます。涼しくなって、好感度も上がり一石二鳥です。
おすすめの生地は、ウール、リネン、モヘア。
自分の着ている服の生地は何か一度確かめて見てください。
※リネンは、カジュアルなイメージがありシワも出来やすいのでスーツには不向きかも・・・。
②接触冷感のインナーを手に入れる
接触冷感とは、触るとひんやりと感じる生地です。
インナーとして、中に半袖Tシャツを着ている方は多いですよね。
しかし、それは重ね着のようなもので、接触冷感のインナーに比べると暑く感じると思います。
半袖Tシャツを千円ちょっとくらいの接触冷感のインナーに変えるだけで、
即汗を吸って乾かしてくれるので、変える価値はあります。
③外出には日傘
「日傘は女が使うもの」「日焼け気にしてないから」というのは、もう古いです。
なぜなら、日傘は日焼けを防ぐだけでなく、地球温暖化の進んだ今日では「気温を下げるため」の道具として近年注目を浴びているからです。
しかも、日傘を使った温度の実験によると、遮光加工された日傘は-10℃も温度が下がるということが実証されているのです。
正直、日傘を使わない理由はないです。夏の暑さ対策としてやってみた中で私は日傘が一番感動しました!
以上、たった3点を徹底するだけで、規則を守って快適に出社できると思います♪
もちろん、「自由をもう少し許容できる社会に変わって欲しい」というその考え方も間違ってはいません。
中には、無駄なルールというのも存在はします。
でもそこで、なぜルールを守る必要があるのかというところを考えると答えは分かります。
服装の規則は、就業中のトラブルを未然に防いだり、円滑な人間関係を促進したり、従業員を守ったりするための手段と言えますね。
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