故人が亡くなられてから四十九日を過ぎてから初めて迎えるお盆。
一般的に「初盆」や「新盆」と言われ、法要や法事が執り行られる大事な日です。
孫の立場から初盆に参加する場合に悩むのが、お供えものの品物や金額ですよね。
しかも孫と言っても0歳~成人している方まで様々です。
それぞれの立場からのお供え物についてご紹介していきますね。
初盆(新盆)の孫のお供え物はどうするべき?
まずは、孫はお供え物を用意する必要があるのかどうか。
これは年齢や社会人になっているのかどうかによって変わってきます。
未成年・学生
未成年や学生の場合は、まだ親の庇護(かご)のもとにいるためお供え物を用意する必要はありません。
社会人
社会に出ているようであれば、お供え物を用意する必要があります。
結婚して世帯を持っている
結婚され世帯を持っているのであれば、世帯からのお供え物を用意する必要があります。
つまり、社会に出ているのであればお供え物を用意しましょう。という事ですね。
孫からのお供え物は”孫一同”でもOK
孫からお供え物を用意する場合、各自で用意しても構いませんが、「孫一同」として孫連名でお供えものを用意することも可能です。
どちらがいいというルールがある訳ではありませんので、贈りやすい方法を選んでみてくださいね。
単身の社会人が多い場合によく使用される方法ですよ!
結婚されて世帯がある場合は、孫連名ではなく世帯で用意しましょう。
どちらの場合であっても、まずは親や親戚に相談して決めるようにして下さいね。
初盆のお供えを孫が用意する場合の金額は?
5,000円~10,000円程度が一般的に孫からのお供え金額になります。
御仏前(現金)、品物どちらを贈る場合であっても5,000~10,000円の相場です。
単身・既婚関係なく相場は一緒です。
金額については、香典をつく孫で金額を揃えるご家庭も多いと思います。
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香典(現金)と品物どちらをお供えする?
これはとくにルールはありませんので、相場の金額内でお供えする物を選びましょう。
香典として現金を包むだけでも構いませんし、相場内で品物を選んでも構いません。
もちろん、香典と品物の両方をお供えすることも可能です。
どちらの場合にしても相場内で収まるようにしていきます。
孫からのお供えの場合、両親や親戚から金額や品物に対して「こうしてほしい」という要望が入る事もあると思いますので、その場合はそれに合わせて用意するようにしましょう。
品物をお供えするなら何がいい?
初盆のお供え物として喜ばれるものとして、「お菓子」「果物」「お線香・ロウソク」「供花」などがあります。
どれも法要のお供え物として購入する方が多いものですね。
法要が執り行われた後、ご遺族で分けやすいものや消費しやすいものが好まれています。
この中でもおすすめなのが、日持ちするお菓子や清涼飲料水です。
もちろんお線香や果物などでも構いません。
ただ、お線香やロウソクは消費し切れず余ってしまったり、果物は日持ちしないのですぐに食べなくてはいけないなど、ご遺族に少し負担をかけてしまう事もあるのです。
お線香のお供え物が被ったらさらに消費するの大変そうですよね。
その点、日持ちするお菓子や清涼飲料水であれば、ご遺族でも分けやすく日持ちするので色々落ち着いてからでも消費できます。
ただし!お菓子の中でも法要のお供え物に不適切なものもあったりしますので、注意が必要ですよ。
お盆でのお供え物の表書きはどうしたらいい?
初盆に持参するお供え物にものし紙が必要となりますよ!
水引
「結び切り」を使用します。
一般的には黒白の水引が使用されていますが、地域によって黄白や双銀の水引なども使用されているので、事前に確認しておきましょう。
表書き
香典を包む場合の表書きは
仏教「御仏前・御沸前・御霊前・御香典」
神式「御霊前・玉串料・御榊料」
キリスト教「御花料」
と宗教によって異なりますので、こちらも事前に親族に確認しておきましょう。
もし宗派が分からないようであれば、「御供物料」としておくのが無難です。
品物をお供えする場合は「御供」「お供物」が一般的です。
掛け紙は包装の上からのしをする「外のし」で用意しましょう。
名前
香典やお供えものに記載する名前については、個人で用意する場合は自分の名前をフルネームで記載します。
孫連名で用意する場合は「孫一同」です。
世帯で用意する場合は、世帯主の名前をフルネームで記載します。
妻側の祖父母の初盆であっても、基本的には夫の名前のみになります。
連名で記載しても問題はありませんが、夫婦連名をタブーとしている地域もありますので、注意が必要です。
初盆はご親戚がたくさん集まる場ですので、苗字だけでは誰からのお供えか分からないので必ずフルネームで記載するようにしましょうね!
初盆に出席できない場合はどうする?
どうしても初盆に出席できそうにない…なんてこともありますよね。
そんな場合は、お供えものをご自宅や会場に郵送で構いません。
ただし、初盆当日や忙しい前日などは避け、1週間前くらいに着くように手配しておきます。
また、郵送する場合のお供えは現金ではなく品物を送るのが基本ですよ。
お花や果物などは当日までもたない可能性もありますので、個包装のお菓子が無難ですね。
孫の連名でお供えする場合は、用意する必要はありません。
後で用意して下さった方に代金だけ支払うようにしましょう!
まとめ
以上、初盆で孫からのお供えものについてご紹介させて頂きました。
ただ、どれも一般的に言われている内容となっているため、地域やご家庭によっても差がでてきます。
特にお供えの金額などは、親戚内でも統一することが多いですしさらに孫の立場になると親から「こうして」と要望が入る事が多いです。
私の実家でも「○○包んでね」と連絡が入りました。
まずは勝手に動く前に、両親や親戚に確認を取ってから準備するようにしましょう。
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