こどもがたくさん拾ってくるどんぐり。
この光景を見ると秋になったなぁと感じる方も多いはず!
でも、この拾ってきたどんくりをどうしていいか悩む方も多いですよね!
めんどくさいからといって、そのままにしておいてはいけません!
どんぐりの中には虫が住み着いていて、気づいたらどんぐりから虫が!!
なんてことになりかねませんよ!
そこで、正しいどんぐりの処理方法を知って、虫を撃退しちゃいましょう!
どんぐりの処理方法を解説!
どんぐりを保存したり、工作に使ったりする場合には必ず虫を撃退させる処理が必要です。
どんなにキレイな見た目をしていても、その中にはすでに虫が住み着いている可能性が…
とっても簡単な方法で撃退できちゃいますので、めんどくさがらずにしっかり処理しましょうね!
どんぐりの処理は早ければ早い方がいいです!
とくに古いどんぐりが混じっていたり、湿気が多い場所で保管しているとすぐに虫が湧いてきてしまいます。
拾ったその日か翌日中には処理をしておきましょう!
どんぐりの保存下処理
まずどんぐりの虫処理をする前に、どんぐりの選別と水洗いを行いましょう。
どんぐりの選別をしよう!
まず初めにどんぐりの選別を行います!
1、目で見て選別
穴が開いている、ヒビが入っている、黒ずんでいる、なんか汚い、臭いがする…など、パッと見ただけでも気になる個所があるどんぐりはためらわずに処分します!
この選別は、どんぐりを拾いながらでも出来ちゃいますね!
我が家の2歳息子は、汚かろうが、穴が開いていようが関係なしに「どんぐりだ!!」と目を輝かせて拾っていくので、家に帰ってこっそりと選別してます(泣)
2、水に入れて選別
目で見て選別ができたら、バケツなどにたっぷりの水とどんぐりを一緒に入れます!
ここで確認して欲しいのが「浮いてくるどんぐり」です。
この水に浮いているどんぐりは、古いどんぐりだったり虫に喰われて中が空洞であったりすることが多く、すでに中に虫がいる可能性が高いです。
そのため浮いてくるどんぐりはすべて処分してしまいましょう!
拾ってから処理までに日が経ってしまうと「浮いてくるどんぐり」は増えていきますので、早めに処理し始めましょう!
どんぐりはしっかりと水洗いをしよう
選別が終わったら、どんぐりをしっかり水洗いします。
泥や汚れを落としてキレイにしておきます。
どんぐりの処理方法4選
どんぐりの選別、水洗いが終わったらいよいよ虫の撃退をしていきましょう!
どんぐりの処理方法は4つあります
それぞれやり方をご紹介していきますね!
どんぐりの処理「煮沸」
・どんぐり
・水
- 鍋にたっぷりの水とどんぐりを入れる
- 水の量はたっぷりと、どんぐりが全て浸かるまで!
- 沸騰したら中火~弱火
- どんぐり同士がぶつかり合わない程度に!
- 沸騰後5分~10分で火を止める
- 煮沸時間が長いと割れやヒビの原因に!
- しっかりと乾燥させる
お湯にどんぐりを入れてしまうと、殻が割れたりヒビの原因となってしまうので、必ず水にどんぐりを入れた状態で火にかけるようにして下さい!
また、拾ってきたどんぐりを料理用の鍋に入れるのはさすがに抵抗があるので、ガスコンロや卓上コンロがあるご家庭でしたら100均などに売っているアルミ鍋がおすすめです!
HIしかないよ!というご家庭では、使い古しの鍋をどんぐり用に回して頂くか、毎年どんぐり保存するかも…という予定があれば、どんぐり用に安い鍋を購入してしまうのがいいかもしれません。
どんぐりの煮沸時間は長すぎてもダメ!
どんぐりの煮沸時間は5分~10分以内に終えるようにしましょう!
煮沸時間が長いと、割れやヒビの原因となってしまいます。
小さいどんぐりでしたら、沸騰から5分でOK!
大きいどんぐりでも10分までですよ!
どんぐりの煮沸にジップロックは使える?
鍋を汚したくないからと、どんぐりをジップロックやビニール袋に入れてから鍋に投入する方法もあるようですが、これはおすすめしません!!
ジップロックなどのビニール製の袋は、熱に弱く鍋肌に触れて溶けて中身が出てきてしまったりと、上手く煮沸できない可能性が高いです。
電子レンジ対応であっても「解凍」のみとされている場合が多いと思います。
沸騰させたお湯や鍋の温度では、耐熱温度を超えてしまう可能性があります。
また、どんぐりが上手く水に浸からずしっかりと虫を駆除できない場合もありますよ!
なんとか手元にあるもので処理ができればと思いますが、ジップロックなどのビニール袋を使用するのであれば、煮沸以外でも方法はありますので、そちらを参考にしてみてくださいね!
どんぐりを簡単に処理をするなら「冷凍」
どんぐりを簡単に処理したいのであれば、どんぐりを冷凍してしまうのがおすすめです。
用意
・密閉できる袋
)
- どんぐりの水を拭き取る
- どんぐりを密閉できる袋に入れ、しっかりと密閉する
- どんぐりを袋ごと冷凍する
- 1週間以上冷凍する
- 自然解凍させ、しっかり乾燥させる
どんぐりを冷凍させる際には、最低でも1週間以上冷凍庫へ入れておくようにしましょう!
長ければ長い方がいいです。
冷凍期間が短いと、虫は冬眠状態となりその後冬眠から覚めたらどんぐりから出てきてしまう可能性が!!
そうならないように、しっかりと冷凍させておきます。
また、冷凍した後は、冷凍庫から取り出し自然解凍をさせます。
この時にしっかりとどんぐりを乾燥させないとカビの原因となりますので、風通しの良い日陰でしっかりと乾かしましょう。
どんぐりを短時間で処理するなら「オーブン」
短時間で処理を終えたい!という場合にはオーブンで虫を撃退しちゃいましょう!
・アルミホイルまたはクッキングシート
- どんぐりの水をしっかり拭き取ります
- オーブンにアルミホイルまたはクッキングシートを敷きます
- 予熱前に、どんぐりをオーブン内に敷き詰めます
- 予熱後に入れてしまうと割れの原因に
- どんぐりを入れた状態で80℃で予熱します
- たまにオーブンの扉を開け、庫内の水分を逃がしながら、どんぐりを転がします
- まんべんなく転がるように2~3回ほど行います
- 30分程熱したら、そのまま庫内でゆっくりと冷まします
- 扉は開けたままでok
オーブンでの処理は虫処理と乾燥が一緒にできてしまうので、一番短時間で簡単にできる方法ですね!
ただ、どんぐりは加熱し過ぎると割れてしまったりヒビが入ったりしてしまいますし、オーブンでは焦げてしまう可能性もあります。
ご家庭のオーブンによって加熱温度や時間が変わってきますので、どんぐりの加熱中は目を離さないよにしてくださいね。
また、温度が高すぎて見た目上カラっとしていても、どんぐりの中までは加熱出来ていない可能性もあります。その場合、虫の撃退には至っていないのでご注意ください。
どんぐりは「塩水」でも処理できる
どんぐりは、塩水に浸けておくだけも虫の処理ができちゃうんです!
冷凍も簡単ですが、時間がかかるのでもっと早く!という事であれば「塩水」に浸けてしまうのも手ですよ!
よう用意するもの
・水 1L
・塩 大さじ2
・バケツ
どんぐりは、
- バケツに1Lの水と大さじ2の塩を入れよく混ぜます
- 塩水の濃度は海水程です
- 塩水の中にどんぐりを入れます
- 頭がでてしまうようであれば、塩水を足してください
- 2~3日ほどつけ置きします
- しっかりと乾燥させます
塩水さえ作ってしまえば、あとは浸けて置いておくだけなので、とっても簡単ですね!
塩水も、ペットボトルとキャップを使えば簡単に軽量できますよ!
ペットボトルで簡単塩水の作り方~1Lの塩水
- 1Lのペットボトルなら1杯、500mlのペットボトルなら2杯水をバケツに入れます
- ペットボトルのキャップを使い塩をすり切れ4杯水にしっかり溶かします
- 約3%、海水濃度の塩水が出来上がり!
どんぐりは冷凍と煮沸ならどっちがいいの?!
どんぐりの処理を4つご紹介致しましたが、この中で一番のおすすめは「煮沸」です!
冷凍やオーブン、塩水では中の虫を駆除できていない場合もあります。
熱湯でしっかりとどんぐりに熱を通すことで中の虫処理することが可能です。
さらに殺菌効果も煮沸の方が高いため、少し手間がかかりますが、煮沸がおすすめです。
とはいえ、冷凍などもしっかりと処理時間を守りきちんと処理を行えば虫の駆除は可能です!
それぞれの処理方法にかかる時間や手間も変わりますので、ご家庭に合わせた処理方法を試してみて下さいね!
どんぐりはレンジで処理すると危険!
どんぐりは電子レンジで加熱すると破裂する危険性があり、大変危険です!
レンジで処理できれば簡単で手軽ですが、時間やワット数を細かく設定しなくてはいけないため、とても難しいのです。
安全にどんぐりの処理をするためにも、電子レンジでどんぐりを加熱するのは止めておきましょう!
どんぐりはしっかり乾燥させる!
どんぐり処理がおわったら、しっかりと中まで乾燥させましょう!
日光の当たらない風通しの良い場所で、どんぐりが重ならないように広げておけると良いですね。
この時、中までしっかりと乾燥させずに工作などに使用してしまうと、カビや腐りの原因となってしまいます!
また、乾燥させる日の天気にもよりますが、カラっと晴れた天気のいい日が続く場合でも最低3日~4日は乾燥させる必要があります。
雨が降っていたり、湿気が多い日には1週間以上かかる場合もありますが、根気よく乾かしましょう!
どんぐりをきれいに保存すならニス
キレイに処理をしたどんぐりは、処理をして乾燥させると最初のツヤはなくなり少し色味も変わってしまいます。
せっかく虫退治をしてきれいになったのに、もったいないですよね!
そこで、どんぐりをよりきれいに保ちたいなら、仕上げにニスを塗ってピカピカに仕上げるのがおすすめです!
使用するニスは木工用のニスでOK!
100均でも手に入りますよ。
どんぐりの処理後、乾燥させる前に穴を開けておくとニスを塗りやすくなります。
工作前にニスを塗ってから工作に使用するのもおすすめです。
乾燥材や新聞紙と一緒に容器で保管
工作には使わないけれど、こどもが宝箱に入れて保管したり、おままごとで使う!
ということであれば、しまっておく際には乾燥材と一緒に入れておくとカビの防止に役立ちます!
小さなお子さんなど、乾燥材が不安…ということであれば新聞紙でOK!
新聞紙そのままでは味気ないので、新聞紙で折り紙してもいいですし英字新聞なんかでもおしゃれにしまっておけますね!
どんぐり帽子の保存方法
どんぐり拾いで一緒に拾ってきたどんぐりの帽子、せっかくなら一緒に何かに使えたらいいですよね。
どんぐりの帽子は処理をする必要はありません!
どんぐりを処理するのはどんぐりの中にいる虫を退治するためです。
虫はどんぐりの実の中身をエサとしているため、どんぐりの中に入ってしまいますが、帽子にはエサとなる部分がありませんので、虫がいる心配はありません。
また、帽子をどんぐりと同じように煮沸などで処理してしまうと、帽子が縮んでしまい、どんぐりに被せてあげることが難しくなります。
ですので、どんぐりを処理する前には帽子を被ったどんぐりは帽子を外してあげてくださいね。
とはいえ、拾ってきてそのままは気になるので、さっと水洗いしてどんぐりと一緒に乾燥させてしまえば大丈夫です。
青いどんぐりは保存可能?
どんぐり拾いをしていると、たまに見かける青いどんぐり。
下に落ちている青いどんぐりはほぼ高確率で中に虫が!
特に枝や葉っぱが付いた状態で落ちているものはハイイロチョッキリという虫さんが住まわれている可能性がとてもとても高いんです。
どんぐりをよーく観察していただくと、穴が開いているのが分かります。
ですので、落ちている青いどんぐりは拾わない!
では、木に成っている青いどんぐりなら良いのかというと、そうでもありません。
木に成っている青いどんぐりにも中に虫がいる可能性もありますし、そもそも落ちているどんぐり以外を拾ってはいけない場所も多いのです!
もし虫のいない青いどんぐりを手に入れる事ができても、青いどんぐりはまだ成熟しきっていないため、保存のために持ち帰っても、すぐカビが生えてしまったり、陥没してしまったりと上手に保管出来ないものが大半です。
きっと成熟していない青いどんぐりの方が水分量などが多いのかなぁと推測しています。
ということで、青いどんぐりは保存も難しく、虫の確率も高いことから成熟したどんぐりを拾うのがおすすめですよ!
どんぐりの処理方法まとめ
どんぐりの虫の処理には色々な方法がありますが、その中でもおすすめは煮沸です。
しっかりと煮沸をすることでどんぐりの中の虫をしっかり撃退することができます!
煮沸以外にも処理方法を記載しましたので、ご家庭に合った処理を試してみてくださいね!
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