公園や街路樹に落ちているまつぼっくり。
見つけるとすぐ拾って持ち帰る子も多いですよね。
工作の材料にもよく使われますが、拾ってきたまま工作などに使ってしまうのはNGです!
見た目はきれいでも実は松ぼっくりの中には虫が潜んでいるかも…
松ぼっくりの正しい処理方法を知って、虫を撃退しちゃいましょう!
松ぼっくりの処理方法を解説!
まつぼっくりの処理は、拾ってきたその日のうちに行うのが一番です。
保管場所によっては湿気でカビてしまったり、虫が出てきてしまう可能性があります!
遅くても数日中に行ってくださいね!
松ぼっくりの下処理
まず松ぼっくりの虫処理をする前に、どんぐりの選別と汚れ取りを行います。
松ぼっくりの選別をしよう!
まず初めに松ぼっくりの選別を行います!
松ぼっくりは目で見て選別
松ぼっくりをパッと見て、割れている、ヒビが入っている、黒ずんでいる、汚れているなど、見ただけでも気になる個所があるまつぼっくりはためらわずに処分しましょう!
この選別は、松ぼっくりを拾いながらでも可能ですね。
よりきれいな松ぼっくりを拾うのであれば、山などの人の手が少ない場所で拾うのがおすすめです♪
松ぼっくりのトゲを処理する
松ぼっくりの中には種類によってトゲが付いているものもあります。
松ぼっくりのトゲは触ると意外と痛いので、ケガをしないように最初に処理をしておきましょう。
トゲの部分をはさみや爪切りでカットするだけでOK!
松ぼっくりの汚れを落とす
選別とトゲ切りが終わったら松ぼっくりの汚れを落としていきましょう。
1、ハケや歯ブラシで汚れを落とす
松ぼっくりは、カサが開いた状態で落ちているため、カサの間に砂や汚れが入り込んでしまっています。
この汚れをハケや歯ブラシなどを使ってささっと取り除いておきます。
2、松ぼっくりを水洗い
簡単に汚れを落としたら、松ぼっくりを水洗いします。
取り切れなかった砂や汚れが浮き出てきます。
松ぼっくりの簡単処理方法
松ぼっくりの下処理が終わったら、虫処理を行っていきましょう!
まつぼっくりの処理にはいくつか方法がありますので、それぞれ詳しくご紹介していきます!
松ぼっくりを煮沸で処理!
- 鍋にたっぷりの水を入れ沸騰させる
- 沸騰した鍋に松ぼっくりを投入!
- 松ぼっくり全体が浸かるように割りばしなどで上から抑えて
- 沸騰したら中火~弱火
- 松ぼっくり同士がぶつかり合わない程度に!
- 松ぼっくりのカサが完全に閉じるまで煮る
- 長く煮すぎると割れてしまうので、長くても10分程度で
- しっかりと乾燥させる
また、松ぼっくりを煮沸する際には100均などに売っているアルミ鍋がおすすめです!
松ヤニは臭いだけでなく、色やべたつきなどもありますので、鍋に残りやすいです。
使い捨てのアルミ鍋や、IHでしたら松ぼっくりやどんぐり用に安い鍋を用意しておくのが一番ですよ!
松ぼっくりの処理は冷凍で簡単に!
松ぼっくりを簡単に処理するのであれば「冷凍」がおすすめ!
少し日数はかかりますが、袋と冷凍庫があれば準備OK!
- 下処理が終わった松ぼっくりの水分を拭き取る
- 松ぼっくりを密閉できる袋に入れ、しっかりと密閉する
- 松ぼっくりを袋ごと冷凍する
- 1週間以上冷凍する
- 自然解凍させ、しっかり乾燥させる
松ぼっくりを冷凍する場合は、1週間以上冷凍庫へ入れておきます!
長ければ長い方がいい!
冷凍期間が短いと、中の虫は冬眠状態。
冷凍庫から出され、解凍したら冬眠から覚めた虫がでてきてしまうのです!
念には念を入れて、しっかりと冷凍しましょう!
冷凍後は松ぼっくりを自然解凍をさせてください。
この時にしっかりとを乾燥させないとカビの原因となりますので、風通しの良い日陰でしっかりと乾かしましょう。
松ぼっくりはレンジでチン♪
短時間で処理を終えたい!という場合には電子レンジで虫を撃退しちゃいましょう!
量が多い場合は、数回に分けるか別の方法をお試しください。
- 下処理の水分をしっかりと拭き取ります
- 紙袋に松ぼっくりを入れます
- 紙袋のまま電子レンジで20秒~1分温めます
- 温めすぎると爆発の危険があります!
- 松ぼっくりが熱々にあったらOK!
- 火傷に気を付けて!
- 紙袋の蓋をあけ、冷まします
電子レンジでの処理はとっても簡単ですね!
ですが、松ぼっくりを温めると松ヤニが出てくるため、しっかり袋に入れた状態で温めるようにしてくださいね!
また、何度も温めると電子レンジ内に臭いが残ってしまうこともありますので、電子レンジでの処理は少量のまつぼっくりに留めるのがおすすめです!
電子レンジでの処理後、まだ水分が残っている場合が多いので涼しい場所でしっかり乾燥させてください。
松ぼっくりは「酢」でも処理できる
松ぼっくりをお湯で薄めた酢の中に入れておくだけでも虫の処理ができちゃいます。
ですが、お酢を薄めたお湯に数回松ぼっくりを浸ける必要があるので、ちょっと手間です(^^;
- バケツにたっぷりのお湯を用意します
- 温度は60度以上がベスト (難しい場合は水でもOK)
- バケツの水の中にカップ1杯分の酢を入れよく混ぜます
- 2の中に松ぼっくりをゆっくり沈めます
- 浮かんできてしまうようであれば、重しを乗せておきます
- 30分~1時間程放置
- 余裕があれば、途中で数回混ぜてあげるとGOOD
- 松ぼっくりを取り出し、流水で酢水を流します
- これを2~3回ほど繰り返します
- 酢の臭いがなくなるまでしっかりと洗い流します
- 風通しの良い場所でしっかりと乾燥させます
この方法ですと、煮沸や電子レンジと比べて臭いの心配はありませんね。
お水でもOKと書きましたが、60度以上のお湯の方がお酢の殺菌効果が高まりますので、用意できるようであればお湯で試してくださいね!
松ぼっくりの注意点
松ぼっくりの処理が終わった後は、どんな処理の仕方であっても必ず中までしっかり乾燥させましょう!
表面が乾いていても、中はまだ湿っている可能性があります。
水分がある状態で工作などに使ってしまうとカビの原因になってしまいます!
折角の工作をキレイに保つためにも、風通しの良い日陰で3~4日程かけてしっかり乾燥をさせましょう!
松ぼっくりは乾燥してくると少しづつカサが開いてきます。
しっかり開ききるまで乾燥できればOKです♪
・煮沸やレンジでの処理は臭いが強いので換気をしっかり!
・煮沸時間が長いとヒビや割れの原因に!
・レンジで温めすぎは爆発に注意!
・しっかり中まで乾燥させないとカビの原因に!最低でも3日は乾燥させて!
松ぼっくりはアルコール消毒でも処理できる?
松ぼっくりはアルコール消毒でも虫を処理することは可能だと思います。
ですが、スプレータイプのアルコールを吹きかけるだけでは中までしっかり殺菌させることは難しいですし、直ぐに揮発してしまい効果が薄れてしまいます。
アルコールに浸け置きできれば殺菌効果も高まりそうですが、松ぼっくりを浸けるほどのアルコールを用意するとなるとそれなりにコストがかかってしまいます。
松ぼっくりの虫をしっかり処理したいのであれば、上記でご紹介した煮沸や冷凍の方がおすすめですよ!
どんぐりの処理方法も一緒にチェック!
松ぼっくりの保管方法
松ぼっくりを処理した後、すぐに工作などに使わず保存しておくのであれば、新聞紙にくるんで箱にしまっておきましょう!
乾燥材を一緒に入れておくとなお良し!
水分が残っていたり、湿気の多い場所に長期間保管しているとカビが生えてしまう可能性もあります!
湿気の少ない場所や、定期的に保存状態を確認するなどしてくださいね。
また、木工用のニスやカラースプレーで色をつけて保存しておくこともできますよ。
松ぼっくりの処理方法まとめ
松ぼっくりの処理方法をご紹介致しました!
どんぐりと違って一年中拾う事ができるので、工作の材料にも使いやすいですよね。
でも、虫がいたら…と考えるとぞっとします( ;∀;)
ご紹介した方法で松ぼっくりの虫もしっかり撃退しちゃいましょう!
まつぼっくりを拾える時期もチェック!
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