神様にお供えする御神酒(おみき)
身近なところでは、お祭りや地鎮祭などでお供えに使われますが、お酒につける「のし」ってどうやって書くのか悩んでしまいますよね。
御神酒の「のし」の表書きは、「奉納」「奉献」「奉献酒」「献酒」とするのが一般的。
表書きの下には自分の名前をフルネームで記入しましょう。
酒屋さんや専門店などでは、のしをつけてくれるところもあるので、分からない場合はお願いしてしまうのがいいですね。
御神酒の「のし」の書き方や種類、など、御神酒ついてさらに詳しくご説明していきますね!
御神酒ののしの書き方はどうしたらいい?
神様にお供えする御神酒は、「奉納」「奉献」「奉献酒」「献酒」といった表書きを使います。
お祝いごとに渡す場合は、「御祝」「ご祝儀」としても良いでしょう。
名前は名字だけだと、目下の方にお渡しするものなので避けた方がベターです。
フルネームで書くのが一般的ですが、地域によって変わる場合があるので一度確認してみましょう。
「のし」の種類は蝶結びを用意
御神酒に付ける「のし」はどのような種類が良いのでしょうか。
それは、一般的に御祝いに使われる紅白5本紐の蝶結びを使います。
この蝶結びは何度も結び直せることから、「何度繰り返しても良い」お祝いごとに使われています。
お祝いごとの「のし」には、結びきりという結び目の「のし」がありますが、こちらは簡単には結び目が外れないことから、一度きりであってほしいときに使うもの。
使用する「のし」によっても意味が違ってくるので注意が必要です。
御神酒は一升瓶が一般的
本来は角樽を贈るのですが、今は一升瓶に「のし」を巻いて贈るのが一般的です。
1本だけの場合や、2本以上を縛って固定しているのもよく見かけますね。
特に地鎮祭で2本縛った一升瓶をお供えすることが多いと思いますが、これはシルエットが角樽に似ているということも言われています。
箱入りのお酒だったり、樽でのお供えもという場合もあると思いますが、「のし」の書き方はどれも同じようにして構いません。
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御神酒ののし、名前はどうする?
御神酒を個人で贈る場合、会社や団体から贈る場合があると思いますので、それぞれの書き方をご紹介します。
個人で贈る場合
御神酒の「のし」には、名前をフルネームで書きます。
代表者のみ記入すれば問題ありませんが、連名にしたいという場合もあるかもしれません。
そのようなとき、中央にバランスよく配置して書きましょう。
家族の名前を書くなら、世帯主のみフルネームで、家族の名前を左側に書いて行く方法もありますが、「外家族一同」とまとめるとスッキリして見えますよ。
会社など、団体で贈る場合
また、会社名を書く場合は㈱などと省略するのはマナー違反です。
会社の正式名称を書きましょう。
名前が長くなってしまう場合は区切りの良いところで2行に分けて記入しても構いません。
御神酒ののし、表書きはどうしたらいい?
地域の酒屋さんなどで、「のし」をお願いすれば、場面に応じた表書きを教えてくれると思いますが、どのような表書きが多いのか知っておくことが大切です。
神様にお供えする場合
神様にお供えするお酒のことを「献酒」と言い、それ以外のものを「奉納」「奉献」とするのが一般的です。
地鎮祭や起工式などには「奉献酒」とすることが多く、神様へのお供えという意味では同じですが、表書きはその場面によって変わります。
お祭りやお祝いごとに贈る場合
一度神棚にお供えするのであれば、基本的には「奉納」「奉献」「献酒」「奉献酒と同じように書きます。
ですが、お供えするのかどうかわからない場合は「御祝」や「ご祝儀」としておくのが良いでしょう。
奉献酒と御神酒に違いはあるの?
御神酒とは、神様にお供えしたお酒ではありますが、そこに神霊が宿るとされており、のちに分け与えられます。
つまり、お供えするお酒のことを「奉献酒」、神様から振る舞われるお酒を「御神酒」ということなので、表書きには「御神酒」とは書かず、「奉献酒」とするのがベター。
特にお祝いの席で贈ることが多いので、気にされる方も多いかもしれません。
神様にお供えするためのお酒です。
「のし」を正しく書くのと同時に、縁起の良い名前の銘柄を選んだり、その土地で作られた地酒など、種類にもこだわると良いですね。
まとめ
御神酒をお供えするときは、「奉納」「奉献」「奉献酒」「献酒」といった表書きを使用します。
「御神酒」というのは神様から振る舞われるお酒のことをいうので、表書きとしてはあまり好まれないかもしれません。
お祭りやお祝いごとなどで、神棚にお供えするのかがわからないときは「御祝」や「ご祝儀」という表書きを使用します。
名前は代表者のフルネームを下に書きましょう。
連名にしたり、会社名を記入する場合は全体のバランスを見て書きます。
神事は地域によっても特徴がありますので、一般的なマナーを守るだけではなく、地域の酒屋さんや、神社などにも相談しながら「のし」を用意すると安心です。
お祝いごとや祭事で御神酒をお供えする際は、ぜひ参考にしてくださいね!
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