毎年7月7日は七夕ですね。
普段はあまり星を見上げる事はなくても、七夕になると何となく星を見上げる事がありますよね。
その七夕の星って分かりますか?
星の名前や意味を知ったら、より七夕に星をみるのが楽しくなりますよ!
この記事では、七夕の星の名前や意味、七夕の星の見つけ方をご紹介しています。
七夕の星の名前
年に1度、7月7日にしか会う事ができない織姫と彦星。
この七夕の伝説は、昔どこかで聞いた事のあるお話ですよね。
実は、この織姫と彦星、ちゃんと星として存在しているんです。
織姫星は、こと座の1等星・ベガ
彦星は、わし座の1等星・アルタイルです。
また、織姫星と彦星の間に見える光の帯が天の川になります。
どちらの星も、それぞれの星座の中で一番明るい恒星です。
ベガとアルタイル、そして白鳥座の1等星デネブが、夏の大三角形といわれ、夏の夜空に光り輝きます。
七夕の星の意味
では、なぜベガが織姫星、アルタイルが彦星となったのでしょうか。
実は、織姫と彦星の伝説は、中国からの由来が起源とされています。
現在、織姫星と呼ばれること座のベガは
織女星…裁縫を司る星
彦星と呼ばれるわし座のアルタイルは
牽牛星…農業を司る星
と考えられていました。
この二つの星は、1年に1度、旧暦の7月7日(現在の8月中旬ごろ)に天の川を挟んで最も光り輝くように見えることから、中国では、この日を1年に1度のめぐりあいの日として、七夕のお話が生まれました。
1年に1度の巡り合いの日なので、織姫と彦星も1日しか会えないんですね。
星を見て、七夕のお話を作るなんて、ロマンチックですね。
七夕の星の見つけ方
織姫星と彦星はどうしたら見つけられるでしょうか。
現在、七夕は7月7日ですが、七夕の伝説では、旧暦の7月7日なんですよね。
そして、その旧暦の7月7日が1年に1度最も光り輝く日とされています。
織姫星と彦星は、現在の七夕の時期から8月下旬ごろまで観測できますが、やはり8月の上旬から中旬ごろが一番観測しやすいです。
できれば、周りが暗く、あまり光がない状態の方が確認しやすいです。
暗さに目が慣れてくると見えるようになりますよ!
まずは、夜8時~9時頃、東の空を確認します。
真東より少し左側に一番光る星を見つけて下さい。
それが織姫星・ベガになります。
白くて一番明るい星です。
そこから彦星は織姫星より右側、下の方にやや明るい星があります。
思っている以上に二つの星は離れているので、織姫星のずっと右下を確認してくださいね。
ちなみに、夏の大三角形と言われる残り1つの星デネブは、織姫星の左下になります。
思っているより暗い星です。
そしてこれも意外と離れた場所にあるので、注意して探して下さい。
もし、なかなか見つけられない場合、アプリを使用して星座の位置を確認することができます。
アプリを起動して、夜空にかざすだけで星の位置や名前を教えてくれます。
見えない星まで教えてくれるので、面白いですよ!
まとめ
普段なかなか星を見上げる時間もなく忙しい日々を過ごしていると思いますが、
七夕に、おりひめとひこぼしの伝説を思い出して、ぜひ織姫星と彦星を探してみて下さい。
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