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入籍により配偶者控除を受けるためには?入籍日は?

 

結婚を控えたお二人にとっては、入籍日ってとても大切なものですよね。

記念日や、イベントに合わせて…などなど、お二人で入籍日をいつにするか話し合うのって楽しいですよね。

実は、この「入籍日」によって、税金が変わることがあるってご存知でしたでしょうか。

申し訳ありませんが、条件はあります。対象に入る方は是非そちらも踏まえて入籍日を考えてみて下さい!

 

 

入籍により配偶者控除を受けるためには

 

結婚をすると税金が安くなる、と聞いたことがあるかもしれませんが、その制度が

 

配偶者控除

 

です。扶養に入る、入れないとよく耳にしますが、 扶養=配偶者控除 のことになります。実際は、扶養とは言わず、配偶者控除と言われます。

配偶者=妻または夫

となりますので、配偶者を養うなら、税金を安くしますよ!という制度ですね。

 

この配偶者控除が、入籍日によって左右されるものになります。

まずは、この配偶者控除を受けるための一番の条件ですが、

 

配偶者控除を受ける方の1年の給与が103万円以下の場合

 

です。103万円の壁とよく聞きますが、それが、配偶者控除を受けれるか受けられなかの金額の壁になります。

 

実際には、合計所得金額38万円以下となりますが、パートによる所得は基本、「給与所得」となり、給与所得の場合は、給与から、「給与所得控除」として最低65万円を差し引くことができるのです。

103万円-65万円=38万円

パート以外に収入がない場合は、この38万円が合計所得となり、配偶者控除の要件を満たすことができます。

 

パート以外に、家賃収入やFX、アフィリエイトによる収入などは、「給与所得控除」を受けられませんので、合計所得が38万円を超える場合は、また条件が変わってきます。

また、共働きでお仕事をされる方は、給与所得が103万円を超えていらっしゃると思いますので、この場合も配偶者控除は受けられません。

そのほかにも

〇納税者本人と同一生計であること

〇婚姻の届け出がある配偶者であること

〇青色申告の専従者給与等を受け取っていないこと

など、条件がありますが、大抵の方であれば、給与収入103万円以下を守れば、配偶者控除を受ける事が出来るかと思います。

 

給与所得103万円以上150万円以内のかたが受けられるのは「配偶者特別控除」となり、「配偶者控除」とは少し内容が変わってきます。

 

 

配偶者控除を受けるための入籍日は?

 

そして、ここからが本題の、配偶者控除をお得に受けるための入籍日なのですが、それは

12月に入籍する

という事です。12月であれば、12月31日の大晦日でも構いません。年内に婚姻届けを提出し、受理されればOKです。

 

なぜ、12月なのかと言いますと、税金は1月~12月までの1年ごとに調整されているのですが、その締め切りが、毎年12月なのです。

12月末までに入籍をし、1日でも配偶者の扶養に入ることが出来れば、入籍前の期間も含み

1年間扶養家族がいたとみなされ、配偶者控除を受ける事ができるのです!

1月~入籍までに支払っていた税金も、12月末までに入籍すれば、配偶者控除の対象となりますので、税金が戻ってきます。

 

入籍日のおすすめは12月とお伝えしましたが、会社員の皆さま、少しあれっ?って思いませんでしたか?

会社で働いている場合、毎年11月頃に年末調整の紙をもらうと思います。配偶者控除を受ける場合も、この紙に一緒に記入するのですが、年末調整の提出って遅くても12月頭くらいまでですよね。

そうなると、年末調整の提出後の入籍だと、年末調整に間に合わない…と思ってしまいますよね。

でも、大丈夫です。年末調整で間に合わなかった場合は、来年、税務署で確定申告をすればきちんと配偶者控除を受ける事ができるのです。

確定申告は、ご自身で税務署などに出向かなくてはいけないので、少し手間になりますが、それ以上の税金対策になります!

この確定申告を忘れてしまうと、去年受けられるはずだった配偶者控除も受けられなくなってしまうので、年末調整後に入籍された方はぜひ確定申告を行って下さい。

 

でも中には、確定申告めんどくさい…となる方もいらっしゃるかも。私もそうでした。

その場合は、会社の年末調整に間に合うように、11月くらいまでに入籍を済ませておけば、確定申告しなくても、年末調整のみの提出で配偶者控除を受ける事ができるようになります。

 

ただし、注意していただきたいのが、妻あるいは夫が結婚退職して相手の扶養に入る場合です。

給与所得は、1年間の合計所得を基本としていますので、退職された時点でその年の年収が103万円を超えている場合は、配偶者控除を受ける事ができません。

その次の年からの控除となりますので、退職される場合は、退職時点でその年の年収がいくらになるか確認しておきましょう。

 

まとめ

 

入籍日は二人が家族になるとても大切な日です。

入籍日によってはお得になる部分もありますが、一番はお二人の気持ちですよね。

税金が戻ってくるからといって、入籍を急いでしまい、結婚記念日が変わってしまって後悔することのないように、お二人でしっかり話し合って下さいね。

もし条件に合うようで、入籍日に迷っていらっしゃるようであれば、参考にしてみて下さい。

 

 

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